老眼の回復訓練、トレーニングについて
老眼は、年を重ね、目の水晶体の厚みを調整する毛様体筋が衰えることによって、ピント調整能力が弱くなることにより生じる視覚障害です。
年をとると通常は毛様体筋の働きが弱くなってくるので、大変多くのお年寄りが老眼を患っているといえます。
近くを見るときは、水晶体を毛様体筋によって水晶体の厚みを変えなければなりません。
このとき毛様体筋の調整能力が弱っているとピントを合わせることができないので、近くが見えづらいということが生じます。
もともと近視の人は、近くにピントが合いやすくなっている状態ですので、老眼を感じにくいということになります。
しかし、普通は眼鏡をかけてもともと焦点を2メートル前後の距離に合わせているでしょうから、その場合、眼鏡をしたまま近くを見ることが辛くなってきます。
老眼の人で眼鏡をつけている人は、眼鏡を外して近くを見るという行動がよく見られるのはこのためです。
老眼と近眼は、発生原理はことなりますが、ピント調整能力に問題があるということは共通しています。
したがって、近視回復トレーニングと呼ばれるものは、基本的に老眼回復トレーニングとしても使えます。
ただし、お年寄りの場合は、筋肉そのものが弱っているため、回復の見込みは少なくなってしまいます。
そのため、老眼のトレーニングは老眼の進行の緩慢化、あるいは老眼そのものの予防として認識しておくほうがよいといえるでしょう。
実際のトレーニングは、眼筋の運動や室内凝視法などによって行います。
老眼回復手術とは
老眼はレーシックなどの視力矯正手術によって改善できません。
しかし、最近は「伝導性角膜形成術」という技術、通称「老眼治療CK」という、老眼治療手術が注目されるようになりました。
この技術はアメリカのFDAが認めている安全性と効果の高い老眼治療手術で、日本でも行われるようになっています。
レーシックとは違い、角膜ではなく目の周辺にレーザーのようなラジオ波と呼ばれるエネルギー波を照射することによって、老眼を回復させます。
FDAの臨床研究結果として公表されているものでは、この手術を受けた患者は98%の方が眼鏡無しで新聞の活字を読むことができるようになったといわれています。
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